女性が活躍している職業の一つに介護士の仕事があります。介護というとネガティブなイメージがありますが、最近では随分施設の雰囲気が変わってきました。小規模多機能型居宅介護や地域密着型通所介護など、新しい介護サービスも増え、定員15人以下の小規模施設などでは、アットホームな雰囲気が好評です。人数が少ないため、介護士にとっても利用者さんの持病や体の不具合を把握しやすく、仕事がしやすいようです。
大きな施設は設備が整っていて、別の意味で働きやすいかもしれませんが、小規模な施設は利用者さん全員に目が届きやすく、手厚い介護ができます。また、施設の雰囲気作りも介護士の仕事ですが、利用者さんと穏やかに話をしたり、笑顔で接することができる小規模な施設は、温かい雰囲気がしやすいようです。そのような介護施設は、人間関係もフラットで、やりがいを感じやすく、楽しく働けるのではないでしょうか。
また、居宅介護の場合も、経験がある介護士にとっては、働きやすいようです。初めての訪問先では、皆さん緊張して黙々と仕事をしているようですが、利用者さんと信頼関係を築くことができれば、親しみを持ってお互いに接することができるようになります。また、居宅介護の場合は、フルタイム勤務をするのではなく、自分のスキマ時間を使って働けるため、無理のない働き方もできます。介護という仕事はキツイ、辛いといったイメージで語られがちですが、実は働く場所さえきちんと選べば、実はやりがいを感じて自分らしい働き方ができる職種なのです。